【手順】NFT写真の作り方!作るときの注意点も押さえておこう!
適当に撮影した写真がNFTとして数千億円で落札されることがあります。
インドネシアの大学生が自撮り写真のコレクションを非代替性トークン(NFT)化して販売し、その売り上げが合計100万ドル(約1億1400万円)を超えたことがインターネットで話題となっている。
凝った写真でなくても何かしらコンセプトがあればそのNFT写真は売れて行く可能性を秘めているものです。
そこで今回は、NFT写真の作り方を解説します。
NFT写真の作り方

実は、NFT写真の作り方はとても簡単です。
NFT写真にしたい写真を選び、NFTマーケットへアップロードするだけでNFT写真として完成します。
何かツールを使ってごちゃごちゃ作業をする必要はないのです。
では、NFT写真の作り方の流れを見ていきましょう。
【作り方】① 写真を用意する
まずは、NFT写真にしたい写真を用意します。
本当に写真であればなんでも大丈夫ですが、一応参考例としてこちらの写真をご覧ください。

こちらはDogeという名称で親しまれている柴犬のかぼすちゃんの写真です。
普通の柴犬の写真なのですが、NFT写真として出品して見たところなんと4億円以上の値がつきました。
インターネットの世界で「Doge」(ドージ)の名で親しまれる柴犬、かぼすちゃん(15歳、メス)の写真データがNFT(非代替性トークン)のチャリティーオークションに出品され、4億円以上の値で落札された。飼い主も「頭の中は真っ白になり、『嬉しい』ではなく『恐ろしい』という思いが湧き上がりました」と驚きを隠せない。
ちなみに、このかぼすちゃんは「ドージコイン」という仮想通貨にまで発展しておりとどまるところを知りません。

このように発展する可能性がありますが、正直どんな写真がNFTとして話題を生むかは運次第です。
【作り方】② 出品するNFTマーケットを選定する
続いて、出品するNFTマーケットを選定します。
NFTマーケットでは写真をアップロードするだけで、NFT写真としてNFTマーケット上に出品されるようになっています。
当メディアでご紹介しているNFTマーケットを以下で紹介しておきます。
- OpenSea:世界最大手のNFTマーケット
- コインチェック:日本最大手のNFTマーケット
- Solanart:数多くのプロジェクトと連携しているNFTマーケット
- LINE NFT:LINE Payを使って決済できるNFTマーケット
- バイナンスNFT:仮想通貨取引所のバイナンスが運営しているNFTマーケット
どのNFTマーケットでも大差はありませんが、どうせ選ぶのであればコインチェックがおすすめです。
【作り方】③ 仮想通貨とウォレットを用意する
続いて、仮想通貨とウォレットを用意します。
仮想通貨はNFT写真を初めて出品する際に、「ガス代」として手数料をNFTマーケットに支払うために必要です。
ガス代を一言で表すと、イーサリアム上で取引を行う際の手数料のようなものです。
では、この手数料がどんな時に発生するかというと、
・イーサリアムを他者に送ったり、他者から受け取る時
・NFTの売買を行う時
・NFTを他者に送ったり、他者から受け取る時
・NFTを発行する時が挙げられます。
ウォレットは、銀行口座から仮想通貨を移動させる際にいったんプールさせておく財布のようなものです。
ウォレットは「MetaMask」というものが一番有名で使い勝手がいいので、導入方法をのちにご紹介します。
MetaMaskへ登録する
では、MetaMaskへ登録していきます。
まずは、Google Chromeの拡張機能から「MetaMask」と検索してください。
開いたら「CHROMEへ追加」をクリックします。

続いて、MetaMaskを開き「TRY IT NOW」をクリックします。

すると、狐アイコンが画面に表示されますので「続行」をクリックします。

パスワードを設定し、プライバシーポリシーを読んで「ACCEPT」をクリックします。

ここでバックアップシードが表示されますので、メモ帳か何かにメモを残しておいてください。
これは復元用のパスワードとなりますので無くさないようにしましょう。

続いて、「NEXT」をクリックしバックアップシードで並んでいた単語をこちらのボックス上に並べていきます。

これでMetaMaskの設定が完了しました。
仮想通貨を購入する
続いて、仮想通貨を購入します。
仮想通貨の購入は仮想通貨取引所で行いますが、バイナンスやコインチェックなど数多くの取引所がありますのでどこでも構いません。
詳しい購入方法はこちらを参照してください。
http://pinacotecatosiomartinengo.com/nft-how-to-sell-opensea/
【作り方】④ 写真をアップロードする
最後に写真をアップロードすればOKです。
これであなたの写真がNFT写真としてNFTマーケットに掲載されましたので、あとは落札されるのを待ちましょう。
ちなみに、凝った写真をNFT写真にしたい場合はこちらの記事を参考にして撮影してみてください。
http://pinacotecatosiomartinengo.com/nft-selling-tips/
NFT写真を作るときの注意点

NFT写真は設定さえ終わっていれば5分ほどで作ることができます。
ただ、手軽に作れる一方で作るときの注意点があります。
【注意点】① 肖像権や著作権
まずは、肖像権や著作権です。
写真に他人が写っていたり、著作権により保護されているようなものが写っていたりするとそれは肖像権や著作権違反になります。
NFT写真として販売することができなくなりますので、事前に権利関係は調べておきましょう。
肖像権は、「人は誰もが無断で撮影されたり、それを公表されたりされないように主張できる権利」のこと。著作権と同じように個人の人格を守る権利であり、誰にでも認められています。
引用:肖像権とは
著作権が保護しているのは、当然ながら「著作物」です。創作されたものが、「著作物」に該当すれば、著作権が発生するのです。
逆に、著作物がいかなるものかわかっていなければ、知らず知らずのうちに著作権を侵害してしまうかもしれません。
この2つの権利は守ってください。
【注意点】② 盗用される可能性がある
続いて、盗用される可能性があることです。
NFTは作ってしまえばその人のものとなりますので、第三者が投稿している写真や画像などをNFTとして出品してしまえば、そのNFTは出品者に帰属します。
そのため、あなたが撮影した写真が第三者に盗用される可能性があるのです。
デジタルアーティストのロイス・ヴァン・バーレ(Lois van Baarle)氏は、自分の作品がすべて無許可で132点もNFTマーケットプレイス「オープンシー(OpenSea)」に出品されていたとツイッターに投稿した。
今は主に著名人が被害にあっていますが、徐々に一般人にもその被害が及ぶことが考えられます。
一度、NFTとして登録されてしまうとそれを取り戻すことが困難になります。
まとめ

今回は、NFT写真の作り方を解説しました。
NFT写真は慣れれば5分で作れてしまいますので、じゃんじゃん作ってNFT写真として販売していきましょう。